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平成の時代が終わる正月を迎えました。房総半島は連日カラカラ天気ですが、前日は珍しく雨が降り、当日が心配されましたが曇りのち晴れでまぁまぁの天候。風は寒い。参加者27名。
この日は昼食に餅つきが予定されていましたから、作業の段取り、事前準備が前日から進められていました。
例えばもち米を用意して浸水しておく、臼・杵を使用できるように保管場所から引き出して使用可能か点検するだけでも気をつかいます。その点では地元会員を中心にして準備し、当日は多くの会員の手を借りました。
みんなが喜んで新年を祝い、各自が会の発展に貢献しました。それがボラティア活動のあるべき姿の一つでしょう。改善すべき点は来年に生かすべく、ご感想をお寄せください。

会長の新年あいさつの後、本日の活動の指示がありました。メインは補助金対象事業である尾根筋の遊歩道を確保することです。ほかにキャンプサイト周辺のロープ張り。伸びすぎた樹木の剪定もありました。
その前に傘亭補修について説明がありました。これはいすみ市の補助金対象の事業です。すでに皆さんの協力で除伐され皮をはがれて丸太になった杉材が縦柱としてセットされ、その足元はクツと言われる土台とボルトで結ばれていました。傘部分の竹も横竿が張られて丈夫になりました。テーブルも椅子も磨かれて防水塗装を待っています。配膳台の補修も要望されました。まだ完成ではありませんが着実に進行している姿を見るのはうれしいことです。

尾根筋の遊歩道整備は人数を投入しましたので大幅に進展しました。ダーチャ方式を取り入れたステップづくり、道幅が狭い場所の拡幅工事、誘導用ロープ張りですが、250mほどの作業を完遂しました。
事前に準備したのはステップ用焼き杭、ロープ用縦杭、そして虎ロープ。その他必要なものはその場で不要樹木を伐採し、適当な寸法に切断して使いました。その辺の臨機応変はさすがです。
やわなスコップはひん曲がってしまい、過酷な土木工事には使い物になりませんでした。丈夫なスコップを買うことにしましょう。
残った作業は、尾根筋路からトンネル路を結ぶ左右二つの傾斜路線、トンネル路からメイン路を結ぶ傾斜路線の整備です。それでも今回完成したルートはとても歩きやすくなりました。地域の方々が利用して喜ばれる里山にするという活動の成果です。

さて昼食の餅つき準備に追われ、多くの女性会員が里山野外活動には参加できませんでした。なにせ、あんこ餅、黄な粉餅、ゴマ餅、納豆餅、海苔餅、ナメタケ大根餅、雑煮の準備がありました。用意したもち米は五升。これをカマド・セイロで適切に蒸し上げるのは責任重大です。担当はTKHさんでした。
会員の平均年齢が上がっているので、肝心の餅つきは「腰痛で」とやや遠慮気味です。それでもだんだん調子が上がってきました。つきあがるたびに奥で様々なお餅になって提供され、幸せな時間を過ごしました。共に作り共に食べる「共食」が良いのでしょうね。
世の中に餅つき大会は数々あれど、これだけの種類のつきたてお餅を食べられる行事を知りません。それが桑田里山の実力であり、贅沢な行事です。みんなの力を合わせれば「何かをすることができる」を実感します。

来月2月の食事はSさんがメインになって「キムチ丼」の予定です。作る人と食べる人が固定化するのは避けたいのですが、かといって強制的な当番制にするのも無理な人には無理な話です。裏方の仕事も経験の一つとして積極的に手を挙げてくれることを望みます。きっと誰かが手伝ってくれることでしょう。そうやって会が運営されてきました。




2019/01/26(土) 16:29
ようやく冬らしい天候となり、里山のもみじも色づき始めました。今朝は今季一番の寒さですから、焚火が恋しい季節です。
本日は定例の活動に加えて、いすみ市定住促進協議会主催の「地元とつながる旅(ツアー)」の皆様11名とそのスタッフが参加するということで朝から大忙し。50名近い人数の食事を用意し、食べる場所を準備し、里山活動へのちょこっと参加を企画しました。

一番最初にしたのは傘亭再建のために切り出しておいた杉丸太を何本も運び出し、即席のベンチにセットすること。これで食べる場所は確保されました。
次に里山紹介ということでKWが案内しました。植生や昆虫小動物の紹介、地理的自然的環境などを話しながら里山を半周。途中、急坂もあり難儀しましたが皆、若いのでクリア。人気があったのは冬イチゴを摘んで食べること、桑田第三堰の景観でした。

小休憩の後の作業体験は斜面での落葉広葉樹の植樹です。これはMTさん、SGさんが前日から準備を整えており、お客さんと一緒に穴を掘り、苗を植え、土をかぶせました。ミカン、キンカン、サルナシその他広葉樹。何年かすれば大きくなるでしょう。1穴に苗を3本まとめて植えたのは、そのうちの良好な1本を選抜するためにです。作業用の靴・衣服ではないのでやや苦労したようですが良い体験だったと思います。

千葉県からの補助金対象事業である尾根筋周遊歩道の整備作業は、今回は登り口の整備です。ステップを切り、焼き杭を打ち込んでロープを張りなおすなどの作業で、これはとても立派にできました。引き続き1月作業のメインになります。
剪定作業を行う計画でしたがこれはあまりはかどりませんでした。
ちょっと時間ができたので、OKさんの指導下でたい肥場がクヌギの下に設置されました。土壌改良事業のために集められていた廃棄瓦を下に敷き詰めたのはモグラがたい肥を荒らさぬように進入禁止の措置です。うまくいけば2年後にカブトムシなどの幼虫がうじゃうじゃゲットできることでしょう。

本日の昼食は山形風芋煮がメイン。ご愛嬌に黒米ご飯、竹飯盒で作った鶏の炊き込みご飯。埼玉の里山サポーターのKBさん差し入れの信州リンゴ。Yさんの白菜漬けとAさん提供のこうじ漬。
これらも前日から準備しました。2升炊きのガス炊飯器は「田んぼの学校」の吉田さんから借りました。当日ガスがつかないので苦労しました。里山の黒米の販売促進として試食用に5合炊きました。7種の具が入った竹飯盒ご飯は計1.2升用意。総計3.7升のご飯を総勢46人で食べちゃったことになります。それだけ野外での食事はおいしかったということでしょう。

8種類の具が入った芋煮は醤油ベース。安い牛肉で良いか高級牛肉か迷いましたが結局、両方入りました。里芋は定住協のWさんの畑から格安で購入。なんといっても下準備が大変で女性陣7人勢ぞろい。味付けは責任重大でMさん。巨大鍋だと調味料の見当もつきませんが、薄すぎず・濃すぎず、大変美味しく好評でした。
黒米ご飯も好評で、ついでに7袋も販売しました。
竹飯盒と芋煮の鍋はツアー参加者にも手伝ってもらいました。火の炎には原始的な魅力があります。バンバン燃やしたいとこですが火加減が微妙。竹飯盒はMさんが責任持っていました。やや太めの孟宗竹で勝手が違ったようですが、竹ご飯の出来上がりはちょうど良く、大変好評でした。
リンゴも蜜がたっぷりでおいしいデザートになりました。

里山を楽しんでいただけたら幸いです。何組かの方がいすみ市に定住すれば会員が増えるかもしれません。ともかく、定住協のスタッフや市の担当者の皆さんもお疲れさまでした。
午後からは道具類の後片付けや台所と食器類の片づけ。それと植え残した苗を残らず適当な場所に植えました。
来月は正月なので、昼食はお雑煮でしょうかね。





2018/12/11(火) 11:55
立冬はもう過ぎたのに冬だとは思えない温かい日々が続いています。
先月は活動が中止となったので今月はなんだかんだで35名もの参加がありました。里山で自分の役割を見つけて里山再生に各自の能力を発揮し、各自の生きがいに少しでも役に立つならうれしいことです。

今月の作業のメインはビオトープの水を全部抜く、です。単なる水溜りに化していて水生生物のサンクチャリティ(聖地)とは程遠いのではないかという疑問が出てきたからです。簡易発電機で池の水を吸い上げて排水路に流しますが、そのためのホースの設置作業もひと苦労。池の底はドロドロで底なし沼状態で池の中に入った人は悪戦苦闘。それでもだんだんと水位が下がり、たも網などでドジョウや小魚、ちいさなエビ、ヤゴなどを救助しました。ジャンボタニシやアメリカザリガニは外来の悪質種ですから保護しません。
大型の鯉や鮒も悪食で要注意種ですが逃げ回って捕獲できません。ビオトープの生物相が貧弱なのは彼らのせいだと思われます。捕獲できたのは昼食後で、その時はもう胸元まである長靴にもかかわらず全身泥だらけ。Mさんが大奮闘でした。鯉・鮒は食べたいという人がいなかったので桑田堰に流しました。まだ残っている可能性があります。

別の班はアンズ畑上の園路の整備に精を出しました。歩きやすくなっただけでなく、やぶが刈られて周囲の空気の流れもよくなったことでしょう。

三番目の作業は竹炭の準備作業で、竹林から切り出された竹を窯前に運び込み、炭焼きに際して竹が爆発しないように節を抜きました。量が多いのでこれも大変な作業でした。

里山には柿が実っていましたからもぎ取って食べている人がいました。無駄に落ちるより食べた方が良いに決まっています。朝、会員が集まる前にAさんが千葉県特産の「Qナッツ」、Mさんがみかんと焼き芋を用意してくれました。
昼食のトン汁は大根、里いも、長ネギはFさんの畑から差し入れ。サンマは市販品ですがユズはそこに実っていたのを流用。サンマのBBQは近火の強火気味で真っ黒けなのに身は半焼け。でも、おいしかった。
思わぬ差し入れは赤穂の殻付き牡蠣。里山応援団のニコニコさんの差し入れで小型ですが身は詰まって絶品でした。お米はもちろん里山の新米で、会員の差し入れはさらに、キュウリや大根の漬物、酢だこ、手作りコンニャク、玄米酵素ご飯、麩菓子など、お名前を列挙しませんが次々に出されました。
こんなにおいしい昼食が300円ならば毎日お願いしたとはHさんの発言。みんな同意して大笑いです。
台所を担当したのは女性会員3人と炭火準備の男性会員2人です。感謝。

来月(12月)の活動は移住促進の地域団体との共催になるので多人数が予想されます。昼食を食べながらの女子会では、みんなで協力して頑張ろうとなったようです。
里山活動は裏方さんの活動で支えられている側面もあります。調理が苦手ではない男性会員の出番もありましたが、肉体労働だけではなく、こちらの方面でも隠れた才能を発揮する会員が多くなればいいなと思っています。





2018/11/18(日) 16:20
連日の猛暑の中、ふと訪れた秋のような一日。それでも作業中は暑い。先週の活動日は朝から猛烈な雨だったので本日に延期。予定が変わると参加者は少なくなります。途中で出入りがあってそれでも計14名。世話役が何人か欠け、今日は臨時にあまちゃんが朝の打ち合わせを主宰しました。
指示された作業は①アンズのテラスの上斜面の道路開拓、②アジサイロードの草刈りですが、③ビオトープへの流れ上部のブッシュの草刈り、④アジサイの剪定、⑤ビオトープ周辺の草刈りが会員から提案され、そうなりました。
やりたいことをする、やらねばならぬことをする、やれることをするなど活動の許容範囲が広いのがこの会の特徴でもあります。ぜひ積極的に自己主張して、やってよかったという活動にしたいものです。

最も困難だったのはアンズテラス上部の散策・作業道の開拓でした。たぶん10年以上放置されていたので原野と化しすでに道はなく、それを急な斜面の草を刈り太い根を切断しながら道を作ります。この作業に適した唐鍬(カラグワ)が欲しかったという声があり、さっそく次の作業日までには用意することとしました。
ビオトープへの流れ上部の急斜面もブッシュを払うのは大変でした。背丈の高いブッシュに隠れていた梅の木を3本も切っちゃったよと言っていました。10年ぐらい前、キイチゴを残して刈ってくれと言われたのにみんな刈っちゃたことを思い出しました。初代会長の故石井さんが打ち合わせの時、「草払機で切っちゃうと後からボンドではくっつかないので注意してください」と言っていたのも思い出します。「あれは南高梅で、高いんだよ」だなんて冷やかされていましたが、もちろん非難めいた口調ではなく、難作業をいたわる温かさがありました。
アジサイロードの入口はアジサイが強剪定されてすっきりとした景色になりました。

フィールドはどこも夏の緑一色の雑草だらけですが、黄色のオミナエシ、赤いキツネノカミソリが咲き、柿やドングリが実をつけ始めていました。
どこからやってきたのか、アゲハらしきサナギがあり、七色に輝くタマムシが多数飛んでいました。カブトやクワガタは見当たりません。今年はコシアキトンボも見当たりませんが、シオカラトンボやムギワラトンボが飛び交い、オニヤンマらしき個体を見かけた人もいました。
セミは大合唱で、こうなるともうホワイトノイズになって気になりません。
耳をすませば、秋の虫も勢いを増し、キリギリスやコウロギが目立ちました。

昼食は冷や汁で、作るのは初めてというサヤさんが担当です。ナス・大葉はAmさん、キュウリはKさん、麦味噌はMさんの差し入れ、卵焼きと巨峰が付きました。味はやや濃いめでしたが肉体労働の後の塩分補給はありがたかった。反対に卵焼きは甘め。巨峰は最近入会したKtさんの差し入れで新鮮。お孫さんが来るからと、ちょこっと参加のつもりだったそうですが、けっこう活躍してくれました。
食後のデザートはAmさんの大きなスイカで、とても中身が充実しておりおいしかった。Kさんが即席の講師となり、みんな平等となる三角錐型の切り分け方を披露しました。
なお、センターの切れなくなった包丁を研いでくれたのもAmさんです。これで台所作業がずいぶん楽になったとは昼食担当者の話。会員には多彩な人物が多く、なんでも相談してみると解決することが多い。ぜひ一声かけてください。

午後からは黒米の稲刈り準備のため、農業機械のメンテナンスに有志で取り組みました。おって稲刈り作業日は掲示板で連絡します。多数のご参加を希望します。
地元のコシシヒカリも受け付け中。ご連絡ください。1袋30kg単位。頒布価格は昨年並みかな?

作業に必要な工具類など新規購入希望は声をかけてください。必要な小物類を自己判断で買って準備した場合は領収書をお願いします。お支払いいたします。
来月(9月)の昼食は久しぶりに手作りではなく、カサヤさんの爆弾コロッケ弁当の予定です。
会からの補助があり、いつものように300円の予定。ご期待ください。





2018/08/20(月) 19:15
数日前から梅雨前線が活発化し、西日本で猛烈な豪雨があることは報道されていました。でもこれほどまでとは想像しませんでした。房総半島は当日は雨も降らず、暑いけれど我慢できます。風が吹けば汗まみれになった体には、ここは天国と思えるほどです。担当者がクーラーボックスに冷えた飲料を用意してくれています。この時期の野外活動は経口補水と日陰での休息が欠かせません。

本日の活動はアンズ畑の上部の斜面を切り開くことが主です。かつてここも整備されていたようですが、今では放置されてブッシュに覆われています。そこを斜度に応じて道を切り開き、周囲を刈りながら開けた斜面にする作業です。ハードな作業ですから朝の打ち合わせの時に担当者を募集しましたが数名しか応募がありませんでした。斜面での作業には自信がないのかもしれません。作業のノウハウを経験者が丁寧に指導することが大切でしょう。
先月から参加したKTさんにはチェーンソーの使い方の話が仲間からありました。門をたたけば誰にでも世界は開かれています。知らないことは恥ではありません。教えてと頼み、教えようかと声をかけることで会の技量が増します。

今回は千葉大から若い学生さんが二人参加しました。単位習得に必要な現場実習のかもしれませんが、
だんだん皆さんに慣れてきて里山活動を楽しんでくれたようです。田舎出身だと謙遜していましたが田舎の自然保護作業の実態には不要領でだったようです。里山を半周ほど案内されて巡った後、アジサイの剪定に活躍し、昼食後は後片付けに積極的に参加されました。若い人が身近な活動現場にいると、それだけで周りのロートルは元気になります。

梅の木の剪定を行いました。それなりに実をつけていましたが、苔がへばりつき、徒長枝が伸び放題なので気になった会員が脚立を用意してバッサリやりました。吉と出るか凶と出るか来年の春のことです。
やりたいことをやる自由がこの里山の会には許されています。

もう一つ、新たな企画は貴重植種や樹木にネームプレートを付けることです。従来、ネームプレートを付けるなど、里山を公園化することに抵抗がありました。でも、草花の保護と刈払いの徹底とに感情のもつれが多少ありました。重要保護生物を守ることと里山をきれいに整備することを両立するためにネームプレートを付ければ不用意に刈り払われることもないだろうという思案です。この作業は8月も続きます。

昼食は夏野菜カレーだということで5人の会員から家庭菜園の10種類の野菜が差し入れで届きました。めずらしい新型野菜も含まれています。具だくさんのとてもおいしいカレーになりました。野菜サラダもたっぷり。その他ハグラウリの漬物やアンズの実の福神漬け風、デザートはAKGさんの牛乳カンのブルーベリー添え。この日のための手作りです。全体にアッと驚く豪華さです。
今回は特にメインシェフを設けず、4人の女性会員の共同作品でした。ありがとうございます。では来月は?というとなかなか手が上がりません。抽選だ、順番だとの声が上がりますが「俺、メシ作ったことがないヨ」という会員もいます。苦手なことをみんなで強制するのはある種のいじめですから里山にふさわしくありません。いざとなれば竹林活動に準じてホットモットの弁当で対応したいと思います。
窮すれば通ずで、来月はサヤさんが冷や汁を出してくれることになりました。これでひと安心ですが、サヤさんは作ったことがないので何回か練習すると言っていました。作り手も苦労していますから、食べ終わったときにゴチソウサマと感謝の意を伝えましょう。

食器などの後片付けには千葉大の学生さんも手伝ってくれました。今回の経験で良いレポートができることを期待します。皆さんによろしく、お世話になりました。楽しかったという言伝がありました。





2018/07/10(火) 21:50

10日に予定されていた例会は17日に延期されました。いつもの第2週ではないので参加者はやや少なめでした。梅雨の間の野外活動の実施の有無の判断はいつも担当者泣かせです。2週続けて流れた場合は、その月の活動はありませんが、今までそのようなことはなったと記憶しています。

6月ともなると里山は濃い緑に覆われるようになり、雑草も元気いっぱい伸び盛りです。19日には日本TV系のヒルナンデスという番組の収録がこの里山に入るという連絡がありました。それで、見苦しくないようにと雑草刈りがこの日の主の作業になりました。

この番組は田舎暮らしの自給自足、どケチ生活って案外豊かだというコンセプトらしく、井沢のグリーン+の恩田さんの暮らし方に焦点が当たっています。お母さん方の自主保育“いすみっこ”が自然たっぷりの桑田里山をフィールドにして遊ぶことがあるので、その里山もカメラに収めようという企画です。
ところが収録当日、午前中からの撮影が押してしまい、里山には残念ながらちらっとしか寄りませんでした。7月4日と18日昼過ぎが放映予定のようです。

里山のアジサイは先月は害虫で見るも無残な姿でしたが、今月は持ち直して見事な花を咲かせていました。ビオトープ脇の桃や山胡桃は今年もたくさん実をつけています。オカトラノオは立派な花を多数つけ、多くの蝶が集まっていました。やはり蜜を供給してくれる花は昆虫が好きなようです。特記すべきはコムラサキという蝶に出会えたことです。


コムラサキは東京ではすでに絶滅し、千葉では絶滅危惧Ⅱ類になっている貴重種で、わたしも何十年ぶりかに出会いました。この蝶が貴重であるのはもちろんですが、その蝶が生きていける環境がこの里山にあるのだということが重要です。桑田の里山保全活動は貴重種を子孫に残すという遠大な事業をしている自覚はなくとも、誇りに思って良いことだと思います。

もっとも自然が豊かであることは有害獣にとっても住みやすいということです。出会ったことはありませんが、以前からイノシシが侵入していた痕跡はありました。今月は小型の鹿であるキョンの痕跡を発見しました。ドングリ林下の下草が食べられていること、切り株からの萌芽枝がきれいに食べられていることからその侵入は確実です。となると里山の整備計画にも悪影響が及ぶ可能性があります。

さて草原の刈込は大体すんだので、撮影に見栄えの良い場所はと?と見てみるとヤマモモはもう1~2週間先が採集時期で今はまだ早く赤く熟していない。アンズとウメの木はもう採集された後で、もはや残っているのはほんの少しだけ。
撮影のための里山活動ではないのでしょうがない。そのまま撮ってもらえばよいでしょう。

昼食は担当シェフが名乗り出なかったので急きょ、焼きそばになりました。火床の設営ならお手の物の方がいらっしゃいますし、鉄板上の焼きそばを手つき良くさばける人はたくさんいます。メインシェフという重責を担わなくとも良いだけ気が楽です。何回かに1回は鉄板焼きがこれから多くなるかもしれません。鉄板焼きにも様々なバリエーションがありえます。今回はスタンダードな豚肉+焼きそばでしたが次回は何になるでしょう。豪華なメニューを考えてください。

先月(5月)タイヤがパンクして難渋していたKNTさんから「お世話になりました」と今月の活動日に多数の飲み物(アルコールじゃないですヨ)が届きました。もともと善意だけで成り立っている団体ですが、善意と感謝の循環はうれしくなります。



2018/07/10(火) 21:47
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