フキノトウがようやくぽつりぽつりと顔を出しました。 本日は旧暦の元旦に当たり、もの皆新しい息吹を得て新しい年が始まる日ですから「おめでとうございます」と挨拶を交わすのは本当は新暦よりも旧暦のこの日の方がふさわしいと思います。
里山の景色はまだまだ冬景色ですが、気温13℃の暖かい日ですから霜柱はありません。晴れて風もなく、たくさんの会員が定刻前に集まっていました。そこへ本日は2組の見学者が顔を見せました。千葉市から来た若いYさんご夫妻、イギリス生まれでオーストラリア育ち、日本在住何十年でしかもいすみ市に縁の深いG・Cご夫妻です。
事務局長からの話。本日の作業は3月末に里山に学生さんが30人ほど園路整備に駆けつけてくれるから、作業しやすいようにそれなりに整備すること。傘亭とテーブル設置はナベさんの指示に従うこと、昼食はセンターでとり、午後は自由行動ということです。地元会員から「ツツガムシ病」が近隣で発生しているので素肌を露出しないようにとの注意もありました。
見学者と一緒に里山と周辺を見学してみると、わずかですが春が見えました。薮椿は咲きだし、木々の芽はふくらんでいます。立ちツボスミレも一株だけですが咲いていました。七草粥に使うゴギョウもいくつか淡い緑色の葉を伸ばしています。フキノトウもありました。何よりもうれしかったのは、水辺にアカガエルの産んだばかりの卵塊があちらこちらに見えたことです。東京山椒魚の卵はまだありませんでした。
里山ではあちらこちらで刈払機とチェーンソーの唸り声が聞こえています。1か月に一度の活動ではとてもカバーできないフィールドですが、数人で組になりヤブの中に入り「ここをやっつけるか」「オウ!」という感じで作業をしている風景を見るのは傍目にもすがすがしい感じがしてきます。
傘亭前では切り出したヒノキ材を縦に二分割してテーブル材にする作業をしていたのはUさん。元理系技術者とは思えぬチェーンソー捌きでギャラリーが立ちました。まったく会員は前職・本職にかかわりなく特技を持っている人が多い。つくづく感心します。過去の栄光も肩書もここ里山では関係ない。自慢する人もいないし、陰口をたたく人もいません。自然環境の中で自己実現していく場として里山活動があるようです。
若いご夫妻が「ここに来るとたくさんのことが体験できそうですね。いろいろ教えてもらえそうで楽しみです」と感想を述べていましたがその通りです。
昼食はセンター長Sさんが指揮をとった山形風芋煮でこれがまた絶品でした。無添加のタクワン、ゴーヤの佃煮は差し入れ。おかわりのリクエストがたくさんありました。これで200円とはと見学者が感激していました。
昼食づくりは、年に1度くらい隠れた才能を持った「隠れシェフ」に活躍してもらおうという方向で話が進んでいます。高級な料理ではなく山賊料理でも良いのです。今まで遠慮していた男性諸氏の出番です。積極的にご応募ください。