
寒さの中で可憐な花を咲かせる蝋梅(ロウバイ)
1月の例会は朝から格別に寒い日で、朝7時の気温は1℃。家の中も2℃だったという会員もいました。
会長から新年のあいさつは「皆さんの力で本会も11年目になります。豊かな里山を復活させ、自然の中で心身とものびやかに暮らしましょう」。事務局長から本日の作業として右手の山の遊歩道を再建するとの指示があり、11時からはセンターで餅つき大会ですと話がありました。
里山は手を入れないとあっという間に荒廃します。雑草がばんばん生えるだけでなく、台風の後では倒木や枝折れ、遊歩道が雨で流されるなどして散歩を楽しむ道の雰囲気ではありません。それで本日の作業です。せっかく植えたアンズが倒されていたのはどうやら房総で激増しているキョンによる被害だろうとは事務局長の話。キョンは小型のシカで環境庁指定の外来生物です。行川アイランドが閉鎖された際に脱出して繁殖し、各地で農被害を起こしており、ついに里山にも現れたかとため息です。人が出入りすれば逃げ出しますから、大勢の人が里山を歩くことが予防につながります。
作業は杭を打ち、虎ロープを張って通路を明示します。急な斜面はスコップで段差を作り歩きやすいようにし、もっと急傾斜の場所では杭を打ち、単管をセットして工事用ステップを取りつけて階段状にします。このような土木作業が得意な人や好きな人がたくさんいるのが里山の会の強みです。あーでもない、こーでもないと頭をひねり、「ソリャー、チガウッペヨー」などと言い合いながら仲良く作業しています。
11時を待たずにお餅を食べに来いという連絡が入りました。センターでは朝から別働隊により餅つきの準備が進んでいました。なにせ30人分ですからその準備も大変です。ついたお餅は4升。できたお餅はあんころ餅、きな粉餅、醤油海苔餅、ごま味噌餅、納豆餅、辛み餅のフルコース。セリの入ったノッペイ汁。それに大吟醸1本と一番搾りがついて乾杯です。そうそう、クサヤも焼きました。お菓子の差し入れもありました。
ノッペイ汁は新潟の正月用の具だくさんの汁で、餅によく合います。新潟出身の会員の手作りで、出汁が効いてすばらしくおいしい。餅がのどに詰まらなくて「コリャイイヨー」と皆ご機嫌です。
臼と杵、蒸籠を用意したのはHさん。もち米ときな粉とアズキはUさんの畑や田んぼの収穫物。その他すべて差し入れと寄付の品々ですから本日の昼食費は無料との報告で、みんなザワザワ。タダでいいのかねとやや不審顔。でもさっと心を切り替えて腹いっぱい十分堪能しました。
餅をつくのが得意という人もいるし、食べるのだけが得意という人もいますがそれでいいのだと思います。どこかで自分を発揮できれば。後片付けも気の利いた人がササッと進めて食後の休憩となりました。
久しぶりに出会った古い会員や新しい会員とも話が弾み、たまには午後の作業なしでゆったりとした時間を過ごすのも良いものです。
ところが話は苦手、働くのが好きという会員もいて竹林の整美を黙々と続けています。他方では竹林のまだ小さなタケノコを見つけて焼いています。もっとすごい人は先日センターの窓ガラスに激突して死んでしまったトラツグミの羽をむしって焼き鳥にしていました。いやはや多彩なメンバーがそろっています。
来月の例会は立春を過ぎた2月9日の予定ですが、まだ春は名のみで寒いでしょうね。暖かい昼食がいいななどと考えていたら、センター長が「イモ煮にするか」と言っていました。センター前畑のサトイモを供出してもらう予定のようです。来月もまた楽しみです。ふるって活動にご参加ください。