
画像はすっかり夏景色に近づいた里山遠景。
雑草が生い茂るスピードは驚きあきれる速さで、今月もまた草刈りが主作業です。気温の上昇が予測されるのでくれぐれも無理な作業はしないで下さいと事務局長から話がありました。
毎月の草刈り作業の連続は、賽の河原の石積みみたいで徒労のように思えますが、着実に成果は上がっています。
何年か前、諸外国からはデビルプランツ(悪魔の植物)と嫌われているクズはあらゆる植物に覆いかぶさり、里山は鬱蒼としており、草刈り機にからみついてきました。昨今はさほどでもなく、今年もまた根元から地際で切り取るように指示がありました。するとわずかに生き残ったクズは秋の七草の一つとして花咲かせ、わたしたち作業者の心を慰めます。わずかなら何の問題もなく、存在することがうれしいのですがね。
今年の里山は地元の直販店・土楽の里主催の里山めぐりの舞台となり、先日はNPO法人「いすみライフスタイル研究所」主催の里山のある暮らしの舞台になりました。そして今度は日時未定ですが地元の古沢小学校の児童が自然観察で訪れるそうです。
ビオトープもあり、貴重な動植物の宝庫ですから、未来を担う子どもたちが少しでも地元の自然環境に興味と深い印象を持ってくれればボランティア活動のやりがいもあるというものです。
先日、夷隅郡市でキン☆ンが咲いている場所はどこにあるかとネイチャーセンターの方に尋ねたところ、首をひねっておりました。キン☆ン・ギン☆ン・リンドウが花咲き、タラの芽が食べ放題、ウドやフキノトウもワンサカの里山天国はわたしたちの力で復活させてきたのだと確信を持って良いでしょう。
くれぐれも申し上げたいのは里山を公園化するのが目的ではなく、里山の恵みを復活させ、里山の自然と人間の暮らしの有機的な回路を復活させて広げることです。やさしく言えば、「里山って楽しいね。いろんな生き物がいて、ちょこっと採集しても怒られないし、また来よう」という大人も子どもも楽しめる場所の復活です。
作業も義務的ではなく、できる時にできる作業を楽しみながらをモットーにしてきました。プロ並みの腕前の人もたくさんいますから、楽しみながら教えを乞うのも魅力です。技を盗めなどと意地悪をいう人はなく、親切に何でも教えてくれます。
毎回の手作り昼食も魅力です。今月は焼きそばがメインですが、焼きそばパンもオイシイヨということで「あん里山」のパンも購入しました。U氏からキャベツ、F氏から玉ねぎの差し入れ。H・F両氏から岩ガキとイボニシの差し入れ。Kさんから畑のニンニク、Sさんから沖縄土産のモズクとチンスコウ。そしてMさんから今日は暑そうだからと赤紫蘇ジュースと梅サワーの差し入れ。
下作業の当番は決まっていましたが、鉄板焼きの腕前は自他ともに認めるMrさん。みんなで力を合わせた豪華な昼食で、食べきれないほどご馳走になって今回も300円なんて幸福です。カキ焼き当番のF氏は一所懸命で自分が昼食をとる暇もありませんでした。そこはだれか気を利かせて交代すべきだったと後で気づきました。
各地で多くのボランティア団体が手弁当で活動していますが、毎回、裏方さんをつのって「給食を実施」している団体を知りません。以前はいつも同じ特定の人に負担がかかっておりました。それをみんなで分担というシステムに改変して良かったと思います。
この半年を見てみると、1月餅つき、2月芋煮、3月鳥ちゃんこ、4月五目御飯、5月カレー、6月焼きそばと実にバラエティーに富んでおり、多くの会員が買い出し・調理・配膳・後片付けに参加しました。特別変わったメニューの必要はありません。野外で食べれば何でもご馳走。
来月はK夫妻のカレーとジャガバタの予定です。余っているジャガイモ、自慢の惣菜など持ち寄って楽しい時間を過ごしましょう。